2009年4月アーカイブ

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 4月18-19日の2日間にわたって開催された「第一回現代龍馬学会」が終わった。準備から1年、立ち上げから半年。いよいよ総会が始まるんだという2日前の緊張は晴れ渡った空に消えていった。初夏の海も目に鮮やかである。

 『何もかもが混迷を極め、未来へのヴィジョンが失われてしまったかに見える現代。坂本龍馬の思想と行動に学び、その精神を今日に生かそうとして、高知県立坂本龍馬記念館・現代龍馬学会は発足した』。
 7人の研究発表者の一人として、また、現代龍馬学会発表のトップバッターとして、私も演台に立たせていただいた。与えられた時間は短いけれど、掘り下げれば内容はどこまでも深い。どういった発表にするべきか、ずぼらな私なりに少しは悩んだ。
 諸先輩、諸研究者の発表の口火切り役であるということは、初めて甲子園のマウンドに立つ高校球児のような気持ちである。しかも初めての龍馬学会。が、マウンドにいる神様(龍馬)も一緒なので何とかなるだろうという気持ちで臨んだ。

 1日目の総会、発会式のあと、自分の発表を終え、他の発表を聞き終わったとき、えも言われぬ気持ちの良い風が吹いた。
2日目、分科会での討論。西村直記さんのトークコンサートの後の総括と宣言文発表。2日間を終えた会場に、充足感が加わった心地よい風が吹いた。
 『三十三年の生涯で龍馬が夢見たもの、それはヒューマニズムに根ざした新しい日本の建設だった。道義が廃れ、理想が失われつつある現代、龍馬の意志と情熱を受け継ぎ、私たちの時代と社会を見つめ直していきたい』。
 『  』は2日間を終えた現代龍馬学会の宣言文(部分)である。学会とともに記念館の方向性が端的に表されている。いよいよ龍馬の風が吹く。

 4月の記念館は大忙しである。
 まず、海の見える・ぎゃらりいでは1日~5月10日(日)まで生野宏宜さんの「土佐の山間よりいずるもの」と題して石彫小品展を開催中。会場には河原の石に彫りこまれた様々な表情の顔が並んでいる。生野さんによって魂を吹き込まれた仁淀川の原石達には独特の雰囲気がある。間近に作品を見ていると、石に命が宿るまでの旅を想像してしまう。あなたは何を感じるだろう?

 12日(日)には“龍宮祭”だ。今年も春の桂浜に小学生扮する浦島太郎と乙姫様のパレード、大人と子どものペンギンダンス、紙芝居、そして今年の龍宮祭の圧巻は、大漁旗を掲げた漁船団が桂浜沖を舞い踊る!空と海の青をバックに心地よい風に吹かれながら桂浜を体感してみてはどうだろう。いつもあっという間に売切れるチラシ寿司とてんぷらも、もちろん販売される。みんなで気分はもう桂浜!?

 その次の18日(土)・19日(日)には「第1回 高知県立坂本龍馬記念館・現代龍馬学会」が開催される。2日間に渡って総会、発会式、研究発表、分科討論会、コンサート、宣言文発表と龍馬一色。盛りだくさんのプログラムである。“単に歴史研究ではなく、龍馬を現代にどう位置づけていけばいいかを広く考察する”という考えから立ち上がった「現代龍馬学会」。一般の方も参加自由!

 学会準備も最終段階に入り、どんな意見が飛び出してくるかスタッフも期待いっぱいだ。各イベントの詳細は記念館のホームページをごらんいただくかお問い合わせください。それではみなさん、どこかでお会いしましょう!!

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