2013年6月アーカイブ

  今年は平年より9日も早い"梅雨入り"。
"入り"が早ければ"明け"も早いのかと思いきや
梅雨明けは平年並みとのこと。
今年の梅雨は長くなりそうですね...。

雨が続くこの時期を上手に乗り越える秘訣、
それは「室内で過ごす達人になること!」
博物館はまさにぴったりの場所ですね。

それでは現在開催中の「『漂巽紀略』に見る万次郎の世界展」から
おススメの資料をご紹介します。

ずばりタイトルとなっている『漂巽記略』です。
「巽(東南)の方角へ漂流した物語の大略」という意味で、
ジョン万次郎が漂流して土佐に帰るまでの12年間に
見聞きしたことをまとめたものです。
完成本は土佐藩へ提出され、現在には伝わっていませんが、
早い時期に写されたと思われる写本が数種類確認されています。
そのうちの一冊、高知市大津の個人宅に伝わる
通称「大津本(おおつぼん)」の1部をご紹介します。

 s-p12345.jpg

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 身につけるもの(衣服)について説明したページ。
3つのイラストの横にカタカナで名称が書かれています。
「シトキン」 「シュー」 「ターベ」
これだけではちょっと分かりにくいですが、
「シトキン」は今で言う"ストッキング"ですね。発音バッチリです。
「シュー」は"シューズ"。靴のことです。
「ターベ」は一見"ベルト"のようにも見えますが、
絵の左下に書かれた使用方法を読んでみると
「背面で十字にこれを交差する」とあるので
今で言う"サスペンダー"だということが分かります。
他にも、上着は「ヂャケット」、帽子は「ハヤツ」
ストーブは「シトー」、蝋燭は「キャンロー」などたくさん紹介されていて、
ついつい声に出して読んでみたくなります。

6月に入り梅雨本番。
お時間のあるときに『漂巽記略』じっくりと読みにいらしてください。
お待ちしております。

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『漂巽紀略』に見る万次郎の世界展
開催期間:平成25年5月17日(土)~7月19日(金)
開館時間:9:00~17:00
入館料:一般500円(高校生以下無料)
問い合わせ:高知県立坂本龍馬記念館
          高知市浦戸城山830(088-841-0001)
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