ミュージアムショップで龍馬グッズをあれこれ手にとってみていた若い女性。ずいぶん迷ったあげく購入したのは、クリアファイルでも携帯ストラップでもなく、龍馬の手紙を現代語訳した本「龍馬書簡集」。龍馬の心がわかる物。
最近心なしか来館される方の展示の見方が変わってきているような・・・。
展示ケースの中の龍馬の手紙一つ一つの前に人が立ち、熱心に見つめる姿。低いケースにはひじをつきながら読みふけっている様子。展示を見せられているのではなく、積極的に見ている感じ。「龍馬を知りたい!」そんな熱意のようなものが館内のそこここから伝わってくる。
昔も今も多くの人々の心をとらえる龍馬の魅力。物事を客観的かつ公平に見極める目、的確な状況判断と行動力。そして何より人をいつくしみ、敬い、共に手を携えることの大切さを知っている。茶目っ気もあり憎めない。
誰もが知っている龍馬の顔。6枚あるどの写真も彼は無表情。視線は遠くに向けられ、正面向きの写真でさえ見る側と目が合わない気がする。共に生きた人々が彼を思う時真っ先に浮かぶのはどんな表情だったのだろう。今私が「知りたい!」のは龍馬の笑顔!
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この夏、懐かしい人たちに再会した。ともに4年ぶり。時間や距離の隔たりなんて感じない、うれしい時間であった。
8月初め、記念館の設計者、高橋晶子・寛ご夫妻が設計関係の方たちとともに来館された。晶子さんは2年くらい前に、武蔵野美術大学のゼミの学生たちと来てくださっているが、寛さんとはあのとき以来である。
4年前の光景を私ははっきり覚えている。閉館後の夕暮れ時、記念館南端の"空白のステージ"。ベンチに座って三人でいろいろな話をした。
「私たちにとってこの記念館は自分たちの子どもなんです」という晶子さんと、横で頷く寛さん。それは、晶子さんと同年の私には心に残る言葉だった。
今回この話をしたら、「よく覚えていましたね。そうです、この記念館は私たちの子ども、しかも一番初めの子どもなんです」と晶子さん。
4年間で記念館はすっかり変わった。「龍馬の入口」というコンセプトは「龍馬の殿堂」へ。館内の様子も展示だけでなく様々に変わった。椅子ひとつこだわって配置してきた高橋さんにとって、今の状態はどんなに映るのか。
「パソコンに例えれば、何もないPCにどんどんソフトや情報が入っている感じ。これからの変化も楽しみです」。"わが子"を見る親のまなざしは温かい。
かわって長崎。8月末、あるNPOに呼ばれて話をして来た。
何も連絡していなかったが、長崎龍馬会の方たちが、私の長崎行きを知って集まってくださった。龍馬を辿って歩き回った4年前も暑い日だった。あのときのメンバーである。
とりとめのない話の途中、この日の講演内容を聞かれて話す私にじっと耳を傾けてくださる面々。ふるさとに帰ったような安堵感が広がるのを感じていた。
再会2題。歳月はまろやかに熟成しているようだ。
今年の夏休み、当館にたくさんの子供達が遊びに来てくれました。2階に夏休みに合わせて子供コーナーを設け、子供達の楽しそうな声でにぎわっておりました。
パズルに楽しむ子供達、龍馬の説明パネルを見て自由研究に役立てようと勉強している子供達とさまざまでした。夏休みこども教室にもたくさんの子供達が参加してくれました。
1回目の「もんきりうちわを作ろう!」では、江戸時代に遊ばれていた紙切り遊びの一つである紋切りを貼ったうちわを製作。折った色紙を模様通りに切って作っていく紋切りに「お母さん、こんな形ができたよ~!」「いっぱい作ってうちわに貼るが~!」と世界にただ一つの素敵なうちわができるとなり、子供達みんな楽しそうに仕上げていました。きっと今年の夏祭りには自分で作った紋切りうちわをもって出かけてくれたんじゃないかと思います。
2回目の「りょうまとくじらのモビール作り」では、バランスを取りな
がら揺れ動く龍馬やお龍さん、くじら等のモビールを製作。なかなかバランス良く作っていかなきゃいけないモビール作りに苦戦しながらもお父さん、お母さんと子供達が一生懸命に仕上げていく姿が印象的でした。カラフルに色鉛筆で色づけされた龍馬やくじらのモビール、パーツをたくさんつなげてできた大きなモビールなど素敵なモビールがたくさん出来上がっていました。
館にいて思うことは、親子連れで見える来館者が多いこと!それだけ坂本龍馬という人物が幅広い世代に愛され興味をもたれているわけです。大人の方だけでなく子供達にももっともっと坂本龍馬に関心をもって欲しい・・・。その為、子供達に喜んでもらえるような館作りやこども教室をこれからもどんどん考えていきたいと思っています。
「せんはっぴゃくさんじゅうごねん、じゅういちがつ、じゅうごにち・・・」
「12才になっても"おねしょ"だって~!」
「お仁王さまー!?」
この夏、龍馬記念館に子どもたちの元気な声が響いています。
当館は、観光地・桂浜の近くに建っているということもあり、ご家族で来館される方が多く、年間1万5千人もの子どもたちが訪れています。
この夏、子どもたちにも楽しみながら龍馬のことを勉強してもらえるよう、2階展示室に子どもコーナーをつくりました☆
龍馬が生まれてから亡くなるまでの33年間の出来事を子どもたちにもわかりやすく説明したパネル展示や、小さなお子さんにも楽しんでいただける龍馬パズル、子ども向けの龍馬本を集めた図書コーナーなどなど...。
夏休み開始と同時に登場したこのコーナー、子どもたちにも大変人気です!!
よく見かけるのは、お兄ちゃんやお姉ちゃんが、弟・妹と一緒にいる姿。
子どもたちだけで楽しんでお勉強してくれています。
その間に、お父さんやお母さんは龍馬の手紙などの歴史資料をじっくりと読めるというわけです!
夏休みも折り返し地点がきました。
夏休みの自由研究がまだという子どもたち!この子どもコーナーで龍馬のことを調べてみませんか?
まだ絵を描いていないという君!龍馬記念館の前に広がる太平洋"龍馬の見た海"を描いてみませんか?
もう宿題は全部終わった!という子どもさんは、龍馬クイズやパズルを楽しんだり、龍馬の見た海を眺めに、ぜひぜひ龍馬記念館へお越しください☆
ほいたら待ちゆうき♪
<追伸>
8月1日におこなわれた「夏休み子ども教室-紋きりうちわをつくろう」も大好評でした!
次回は8月22日「りょうまモビールをつくろう」(受付は終了しました)
その様子は、またこのブログでご紹介させていただきます。
私は、2階の南の端に位置する「空白のステージ」から、太平洋の大海原を眺めるのが大好きです。
ここは、当館の最後の「展示物」といわれる太平洋の生の眺望、龍馬が見た海が楽しめる場所。
そんな景色の中でも、一番のお気に入りは、どこからともなくやって来て、沖からの浜風に乗って気持ちよさそうに舞うトンビの姿。
まさに、雄大、美しいの一言です。
日々のいやなこと、煩わしいことを忘れ、自分自身が鳥になったように思える瞬間、いつまでも見続けていたい絵画のような光景です。
いつでも見ることができるという訳ではありませんが、皆様にもこの場所で、あるいは、屋外の「八策の広場」で、是非見ていただきたい当館自慢の景色です。
皆様も、時間がゆっくり流れるこの光景に出会いに、是非、お越しください。
お待ちしています。
今日から8月。水平線に入道雲がもくもく。暑いあつい夏。と言いたいところですが、今年はうっとうしい梅雨があけません。
8月、学校は夏休み。よさこい祭り、花火大会、お盆と行事も多く、帰省される方もあり、お客様の多い月です。それに加えて今年は高速道路1,000円もあります。
遠くからわざわざお越しのお客さまに少しでも快適な環境で観覧してほしいと願います。
が、渋滞は?台風は?空調は?雨漏りは?照明は?熱中症は?新型インフルエンザは?等々、普段に増して心配が多い月でもあります。
また、今年は財務のシステムが10年振りに変更されます。それも今日から。10年慣れ親しんできたのに・・・。いちから覚え直すのは大変なこと。それに加え3日から税務調査が入ることになり、またまた大変。頭の回転も鈍ってきたのです。
早いもので、龍馬記念館に勤務して裏方14回目の夏です。何事もなく一日が終わって当たり前の仕事。お客様と直接お会いする機会もすくないですが、事務所の中に居ながら、それとなく気配でだいたいの入館者数がわかる今日この頃です。
龍馬の手紙は読めば読むほど面白いと思う。
臨場感のある書き口と例え話に釘づけになってしまう。
気取らない素直な龍馬の胸中が書かれているからだろうか。
文久三年六月二十九日の姉乙女へ宛てた手紙の中にこんな文章ある。
「・・・なんの浮き世ハ三文五厘よ。ぶんと。へのなる。ほど。やつて見よ。死んだら野べのこつハ白石チチリヤチリチリ。此の事ハ必ず必ず一人でおもい立事のけして相ならず候。一人リでいたりやこそ龍ハはやしぬるやらしれんきにすぐにとりつく。それハそれハおそろしいめを見るぞよ。・・・」
と、この後まだ続くのだが、訳しますと「どうせこの世は三文五厘。(どうってことはないから)ブンとおならをするくらいのつもりでやってご覧。死んだら野ざらしの骨は土に帰る。(お囃し)チチリヤ、チリチリ。このことは必ず必ず一人で思い立ってはいけませんよ。一人でやると龍馬はもう死ぬかも知れんからすぐに取りつくよ。それはそれは恐ろしい目に遭うよ。・・・」となる。
これは姉乙女さんが嫁ぎ先や旦那さんと上手く行かず厭世的な手紙を書き送ってきたためであろうことに対して龍馬が送った手紙である。
この部分を読むだけでも龍馬の乙女さんを想う温かな気持ちがとても伝わってくる。
戦争のこと、世の中のこと、日本のことを考え生きた龍馬。
愛する人を大切に想い生きた龍馬。
ぜひ、多くの方々に手紙から様々な側面を持った龍馬を感じてほしいと思う。
......しかしながら、龍馬もまさか後の未来で自分の書いた手紙がケースに入って展示されているとは思いもしなかっただろう...。

記念館のホームページがリニューアルされて2カ月以上経ちました。その後の私は、公開された安心感と、元来の飽きっぽくマイペースな性格が重なり、更新やスキルアップへの意欲がかなり夏バテしております。何とかしなければと思いながら、パソコンに向かう今日この頃です。
来館者の方によく尋ねられるのが「龍馬は懐に何をもっているの?」という質問である。記念館のパンフレットにもなっている懐に手をいれた龍馬の立像写真。皆様の気になるところだろうが、いくつか説はあるものの本当のところはわからない。
最近この龍馬の立像写真で、懐から手を出し、ピストルを持っている写真を音楽雑誌でみかけた。スガダイローピアノ・トリオのNewアルバム“「坂本龍馬の拳銃」-須賀大郎短編集-(上)”のCDジャケットだった。想像の世界は大胆だ。坂本龍馬の暗殺をテーマにした表題曲「坂本龍馬の拳銃」。それにしてもどうしてこの表題を選ばれたのかご本人にお伺いしてみたい。
とにかく早速聴いてみた。導入部から繰り返される、半音階で上っていくようなメロディーラインは、先が見えない何かと時間の勝負をしているような印象を受ける。またリズムと音がピアノの鍵盤から激しく叩き出される中盤から後半部分では、内面の葛藤と爆発を象徴的に感じる。
坂本龍馬を表現している世界には絵・文字・ストーリ・映像・音など様々なものがある。けれども今回のようなJAZZで表現された作品に遭遇するのは私は初めてで、興味深かった。次はどんなものに出会えるのか楽しみだ。
関心のある方は、どのような印象を持たれるのだろう?
この6月から毎週末、土曜日曜日には「紙芝居屋」さんが店開きしています。
午後2時、記念館2階の「近江屋」前に、今日も小さなお友達が一番前にすわってくれました。

「龍馬ぁー、おかえり。あら?また、泣いたかね?」
「泣いちゃあせん!」
キラキラした瞳が、紙芝居に夢中な様子です。そして意外に大人の方も、ふらりと立ち寄って、最後まで楽しんでくださいます。
「楽しかったね」「良かったわ」「龍馬みたいに、みんなと仲良くするよ!」など、お客様からいただくお声は、何より大きな励みになります。
遠方からご来館のお客様も多く、たとえ10分の紙芝居でも大変貴重なお時間です。
すこやかに潤してくれる龍馬の魅力に出会って帰ってもらえるなら、また紙芝居が、龍馬に親しむお手伝いになれば、とても幸せに思います。

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