岩崎弥太郎銅像

◆安芸市上江ノ川公園
◆土佐くろしお鉄道安芸駅下車、徒歩2分

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国道55号線、安芸市役所より100メートルほど手前、江ノ川橋より北方(左手)に安芸郵便局がある。その前が江の川公園だ。
昭和59年は岩崎弥太郎生誕百五十年の年だった。この年を記念し、安芸市が立案し、安芸商工会議所などが中心となって全国に募金活動を展開した。目標の3千万円を1年で達成する活動だった。
像の高さは3.3メートル、台座の高さ1.1メートル、その周囲に16メートル四方の別の囲みを作り、そこに弥太郎の活躍を象徴する版画風の絵が飾ってある。像の制作者は浜田浩造氏だ。芸西村の「お龍・君枝像」や、梼原の「維新の門」も彼の作だ。「故郷に帰り、和服姿で海に向かって立っている弥太郎をイメージし、時代の風を受けとめる大きさ、偉人のもつ独特の雰囲気を出したかった。かっぷくのよい高校時代の同級生に和服を着せ、大型扇風機で風を送って着物の裾の動きをみたり、手のひらの表情、右手の角度など幾度か作り直した」と作者はいう。撰文は日本芸術院院長有光次郎で、揮毫は安芸市出身の手島右卿だ。
右手を力強くあげ、時代の激風に向かって立つ威風堂々とした弥太郎の銅像が除幕されたのは、昭和61年7月12日だった。