「おやべ」は春猪

カテゴリ:ゆかりの人物について

龍馬の手紙で「おやべ」に宛てたものがありますが、それは乳母の事だと説明するものもあれば春猪だというものもあります。どちらが正しいのですか?

春猪=おやべ、が正解です。
〇おやべは、元治元年(1864)、龍馬が30歳の時に子供ができています。ということは、ある程度若い年齢ということになります。慶応元年(1865)9月7日には、「最早、風が寒くなってきたので、南町にいる乳母に何か綿の物を送ってやってほしい」と家族に頼んでいることから、乳母は高齢者ではないかと想像できます。したがって、おやべ=乳母はありえません。
〇使用人だとすると西の部屋の縁側で日なたぼっこをして、猫を抱いて大口開けてゲラゲラ笑っているという龍馬の手紙の表現と合いません。そんなにのんきな甘やかされた使用人はいないはずですから、おやべは使用人でも乳母でもないです。
〇アバタがあって、おしろいをぬれと龍馬によく言われます。これは「春猪」の所でも出てくるので同一人です。